京都でムビラを聴く

BANBARAMBIRAというイベントを知り京都は安楽寺へ。ムビラというのはジンバブエの楽器で、演者さんの話によると打楽器(太鼓)の一種という括りであるらしい。見た感じは鍵盤のミニチュアのような感じで、金属の鍵盤の端を指で弾いて音を出しているように見える。複雑に倍音が重なり、時折バシャーンバシャーンという霧のような音が混じる、なんとも不思議な楽器である。

夜の安楽寺の本堂で反復するムビラの音色に耳を澄ましていると、段々トリップして異世界に足を踏み入れたような感覚に陥る。周りでは聴衆が目を瞑り身体を揺らしている。庭でふらふらと踊っている者もいる。現実と異世界の境目にあって何かが滲み出してきていた。少し怖くなり霧雨の中を帰った。やばかった。